春の花々

家のまわりはこれから春の花の盛りだ。

最初に灰色の大地に鮮やかな黄緑色のフキノトウが顔を出すと、

 

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キバナノアマナの葉がそこら中から出だして(黄色い可愛い花はもう少しで咲く)、

小さな池のふちにヤチブキ(エゾノリュウキンカ)がつぼみをつけ、

 

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春の山の花の花形のひとつ、エゾエンゴサクが花開きます。

 

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これはタケノコか!と喜び勇んでスコップで掘ったら全然違いました↓

 

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そしてエンレイソウがつぼみをつけていたので、もうそろそろ三枚の美しい花びらが見られるでしょう。

小さいころから、母が教えてくれた花の名前。

今では姿を愛でるだけでなく、味わう楽しみまで知ってしまった私…ふふふ。

やっぱり信じる以外に道はないのだと ~映画『怒り』

信じることで受ける傷。

疑うことで失うもの。

 

映画館に二度見に行って、今日はDVDで鑑賞。

どの人物が自分でもおかしくない。誰でもなり得る、誰もが通る。人との関わりの中で。

 

映画館で見てから、今日までの間に、「ただ自分がどう受け止めるか」で意味が変わってくるできごとがあり(そんなことはきっと今までもこれからも無数にあるんだろうね)、映画館で見た時以上に、自分に問いかけ続ける、そんな鑑賞時間となった。

 

信じたい。信じられない。そんな想いを何百回と行き来する。

 

信じない方が楽かもしれない。怒りと、憎しみが、悲しい記憶をいつか忘れさせてくれるだろう。

信じる方が幸せかもしれない。一筋の希望だけを見て進んでいける。

 

何度繰り返しただろうか。

 

あなたの言葉を、信じなければ、そこで道は途絶えるだろう。いつかのきっと遠い遠い未来の、あなたへと続く道。

信じることが、信じることだけが、生きる道しるべを無くした私の最後の希望となり、目に見えないくらい細い糸だとしても、あの40号線の、同じうろこ雲の下にいたあなたへと繋げてくれるだろう。

 

信じて、最後に、裏切られたとしても、かまわない。あなたの出した答えへと続く道を、昼とも夜ともつかぬ道を、終わりの日まで歩いていく。

 

映画 『怒り』(2016)

 

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たんぽぽの葉の天ぷら

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春の山の幸は天ぷらが似合う。(と言ってみてやっぱり夏の野菜も似合うと一人うなずく)

よもぎ、たらのめ、たんぽぽ、ふきのとう…

大学生くらいまで天ぷらにはお醤油だと思っていたけど、野菜のおいしさがグッとひきたつ調理法としての天ぷらを好きになってからは、お塩をパラパラかけて食べる天ぷらの虜になった。ササギの天ぷらとか、特に…!

 

 

今回は人生初のたんぽぽの葉の天ぷら。

ハウスの中でモコモコとやわらかそうな葉を茂らせていたのでとってきた。

(でも、たんぽぽなら生でサラダにしたり炒めたり、色々メニューは考えうるけど、あく抜きがめんどくさいっていうのが天ぷらにした一番の理由なのはナイショ…O型ですから)

 

食べものを手に入れるには、栽培、酪農、狩猟と、色々あるけど、採集が一番お手軽で、ありがたいよね。しかも妙な「GETだぜww」的満足感。

 

今はたらのめと、あさつきの芽生えを待っているとこ。

ふきみそ

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雪がとけたところから次々とフキノトウが顔を出す季節…かわいい(≧∇≦)

さっそく、ふきみそにしてみた。実は作るのははじめて。

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津別町の香り高い一味唐辛子と白ごま、みりん、みそなどを入れてごま油で炒めました。

ほどよく苦くてピリ辛で素晴らしいごはんのお供になりました…!
と思ってパクパク食べてたら、ん?なんだか胸焼けが…。

あく抜きをほとんどしなかったせいで、ちょっと、春の土のパワーがすごすぎたみたい…(*´▽`*)
その後しばらく気持ち悪かった…

これからはもう少し念入りにあく抜きして、春の幸を楽しみます。
次はタラノメか、アサツキか、ヨモギか…( ´艸`)
ヨモギはもう食べたけど)

春に聴く歌 笹川美和 『時』

こういう、ほがらかな陽ざしの季節。春でも秋でも、車で聴くUSBメモリに入れるプレイリストには、哀しい歌詞でも前向きな歌詞でも、やわらかな調子の邦楽を入れたくなる。

 

春は、はじまりの季節のようで、それまでの1年を、やさしく、時には残酷に、包み込んで終わりにさせてしまう、幕引きの季節なのかもしれない。

「忘れて、先に進みなさい」と…。

 

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笹川美和 『時』

 

時などはとめどなく溢れて消えるもの 消えるもの

眩い季節 色褪せる季節 同じと するもの

 

そんなものにあたしの心 いやせると言うの?

あの人しかいやせぬ心を いやせると言うの?

 

時などはとめどなく溢れて消えるもの 消えるもの

恥じる季節も 忘れる季節も 同じと するもの

 

そんなものにあの人の心 戻せると言うの?

あたしさえもわからぬ心を 戻せると言うの?

 

流されるしかない

 

薄紅色の 薄桃色の 季節を 歩こう

眩いばかりの緑の道の 季節を 歩こう

白いがゆえに白さきわだつ季節を 歩こう

 

知りゆく あたし 逆らえず あたし

永遠に 歩こう

 

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ぜんぜん、幕なんか引けないけどね

愛おしさも、哀しみも、憎しみも、恋しさも、季節を越えて、育ててしまう日々です。

 

トラクターの赤い入れ歯(差し歯?)

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今日はトマトのハウスにロータリーが入るということで、トラクターが動き出す。
トラクターってカッコイいよね。

去年のロータリーの歯がすり減っちゃって使えないということで、父がホームセンターで歯を買ってきて付け替えたのだけど、

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トラクターはもううん十年選手でおんぼろなのに、歯だけ赤くてピカピカで。

皮膚も唇もヨボヨボのおじいちゃんに新品の入れ歯をつけたみたいになった…