「複数の自分のススメ」の理由
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複数の自分って、多重人格ということではないですよ。
相手によって人格を変えろとか、異なるキャラクターを演じ分けろという意味ではなく、
私は複数の仕事、複数の立場、複数の役割を持ちたいと思っています。
複数の収入源を持ちたい
それは「ゆるく、自分に妥協することなく~私の“今”の選び方」で書いた、
いつでも行きたいところに行ける、大事にしたいものを最優先にできる生き方に通じます。
私は、自分が被雇用者である限り、ひとつの仕事、ひとつの収入源に頼り切るのはとてもリスクがある働き方だと思っています。
今は何がきっかけで仕事を失うかもわからない時代。
勤務先が倒れたら突然収入ゼロ、そして失業保険はあるにしても、
「移住準備編① わからずや姉ちゃんにならないために~「若年無業者」について」でも書いたように、
うまく新しい仕事につけなければ、無限の負のループに入ってしまう可能性もありません。
再び仕事にありつけても、次の勤務先がずっと安泰という保証はありません。
複数の仕事、複数の収入源を持つというのは、ひとつの会社が様々なジャンルの事業を複数手がけるのと似ていると思います。
(もちろん会社側には、投資するという最大のリスクがあるのですが)
利益を拡大するための複数の事業は、ある意味最大のリスクヘッジなわけですよね。
個人的な話ですが、私が9月いっぱいでやめる職場も、次の指定管理の入札をとれなければなくなります。
もちろん、月10万の収入を得られる仕事を複数するのは今の私には不可能です。
けれど、2~3万の仕事を3つ4つすることは不可能ではありません。
生活を工夫し節約を楽しむことができれば、旭川で8~9万で一人暮らしすることは可能です。
複数の仕事のうち1つはPCとネット環境があれば場所を選ばず仕事をすることもできます。
「何で食べているかわからない」人に憧れます
旭川にも、複数のスキルや専門分野の知識をもって、オフィスに籠るのではなく、
市内や北海道中を移動し様々な人に会いながら仕事をしている人がたくさんいます。
そんな人はボランティアベースで様々なプロジェクトに関わったりもしているので、
一面しか知らない場合に「いったいあの人はどうやって生活しているんだろう」と思われたりします。
私はそんな人に非常に憧れます。
何で食べているのかわからないと思われるような人は、様々な場所で、様々な時間に仕事をし、様々なイベントに現れ、
仕事の分野にとらわれない様々な人々に会い、複数種類の事業やボランティア活動を同時に進めているということです。
特定の場所でしかその人に会わない人にとっては、毎日こんなに移動しながら何をしてるんだろうとか、
こんなボランティアばっかり関わってどうやって収入を得いているんだろうと疑問に思うわけです。
そういう人は、複数の収入源があり、決まった勤務時間やオフィスに縛り付けられることなく働いている。
それは私のひとつの理想です。
もちろんそういう人は自分が動けなければ仕事にならないわけですから、日々体調管理を怠るわけにはいきませんし、
自分を管理し律する能力や、敏感にアンテナを張り自分の仕事の幅や可能性を広げていく能力が求められます。
そんな働き方で食べていくのは本当に大変なことだと思いますが、
私はもっと自分の時間に対して、裁量を持っていたのです。
それが自分の大切なものを守る手段でもありますから。
組織で働く以外に、自分にあった働き方がある、かもしれない!?
世の中には組織の中で働くのが本当に苦手でジンマシンが出るくらい耐えられない、という人もいます。
そんな人は心身を壊してまで組織の中で耐えて働くより、場所と時間にとらわれない働き方の可能性を模索してみるのもありなんです。
就職=既存の組織に入ることではないのですから。
ひとつの役割を演じ続ける専業主婦のような立場は、鬱になりやすいというデータもあるそうです。
複数の仕事や立場を持つ方が精神衛生上いいわけですね。
私も、今は1日の多くの時間が労働者の立場ですが、家に帰ればご飯を作り、掃除をしたりと主婦業もやり、弟のことを心配する姉でもあります。
こうしてブログを書く時間は超初心者ブロガーの立場です。
それぞれの立場、時間を行き来して生活を楽しんでいます。
収入を上げるための“複”業ではなく、リスクを回避するための複業、そして日々に変化や彩りをそえる複業。
少しずつですが、実践していきます。