石垣島ミニ移住どうだった① 興味の幅が広がった

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石垣島で初めて2ヶ月というある程度しっかりとした長さの時間を過ごして、自分の中でおきたもっとも大きな変化、それは興味の幅が広がったということです。

ミニ移住、いいですよ。自分の中の何かを掘り起こされるかんじ。

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具体的にどんなことに興味をもったかというと、

1、植物に興味をもった

2、短歌に興味をもった

3、パン・お菓子づくりに興味をもった

1、植物に興味をもちました

なにせ石垣島には見たことのない形、夢みたいな色彩の花や木々ばかり。

わりと来たばかりの頃、石垣市立図書館で郷土資料コーナーにある「八重山地方の植物」といった本や図鑑を借りて、今日の散歩で見かけた花は何だろ~と調べまくっていました。

こんなに図鑑や資料集的なものに夢中になるのは、小学生の頃ディズニーのライオンキングを見てライオンにハマって以来だと思います。当時はアフリカの動物、サバンナ砂漠の動物など図鑑を見て、かっこいいライオンの姿にうっとりしていました(笑)

おもしろいのは、この花とあの花は仲間なのか~とか、旭川にもある花と、実は仲間だったのかとか、気がついていないだけでこちらにいる鳥も実は北海道に渡ってくるのかとか、自分の故郷との関連性にも気がつけたことです。

また、たこさんウィンナーに見える植物を発見して興奮したりと、見たことのない植物との出会いはほんとに楽しいもので、こちらに来る前より少しは詳しくなったので、旭川に春が来たらもっと地元の花に詳しくなりたいなと思いました。

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(たこさんウィンナーの木)

2、短歌に興味をもちました

なぜ短歌かというと、サラダ記念日でたいへん有名な俵万智さんが、震災をきっかけに石垣島の自然や暮らしをたいへん気に入って移住されていることを知ったからです。

石垣島の本屋さん「山田書店」で俵さんのエッセイ「旅の人、島の人」を見かけるまでは、俵さんについては中学の短歌の授業でちょっと歌を詠んだ程度でした。

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けれど、石垣島に来てからの息子さんと自然とのふれあいなどを描いた俵さんの短歌を詠んでいると、短歌に驚きや感動を表現するっておもしろいなと思い始めてきました。短歌の中に、自分の知っている「名蔵湾」という地名や毎日我が家を見守る「ヤモリ」がでてきたことも、興味を持てた理由かもしれません。

それで、恥ずかしながら私も歌を詠んでみたり。。。

   むらさきに沈み行くのは名蔵湾 鏡に写るはいくつの舟影

   こちらではアカバナまたはブッソウゲ 急に身近になるハイビスカス

   会うたびに言葉巧みになってゆく弟のでもほんとを聞きたい

俵さんいかがでしょう(笑)

俵さんのおかげで短歌に興味が持てました、感謝です。

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(歌に詠んでみた名蔵湾)

3、パン・お菓子づくりに興味をもちました

私は血液型がおおざっぱといわれるO型で、全くその通りテキトーでめんどくさがりなたちで、きっちり分量を量らなくてはいけないお菓子作りとか、あるいは準備は後始末の面倒な水泳とかスキーとか苦手なんです(汗)

そんな私が、軽量カップとかはかり、そしてオーブンのない石垣の家でパン作りに挑戦、子どものころよく手打ちうどんを作っていた感覚でなんとなくよさげな生地の硬さがわかり、目分量でおいしいシナモンロールをフライパンで焼けたのでした☆

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その後、私が旭川から持参した「TACOOK」という3合炊きの炊飯器でケーキを焼けと母がせがむので、またもやCOOKPADを見ながら目分量でバナナケーキを焼きました。これもまたうまうま☆

ちなみにバナナはもちろん島のもの。熟すスピードに追いつけず冷凍しておいたものを使いました。

そしてO型にも、オーブンなくてもパンやケーキが焼けるじゃないかということに幸運にも気づくことができ、めんどくさがりな私が、旭川に帰ってからもお菓子を作ってみたいと思えるようになったのでした。これは大きな一歩です(笑)

いかがでしたでしょうか?

ひとつひとつはかなり些細なことで、人間的に進歩があったのかというとビミョーなのですが、環境を変えて生活しなければ出会わなかったはずのものに出会ったり、母と長時間一緒にすごすことで、今まで興味のなかったものに興味を持つことができました。

ミニ移住はなにか自分の幅を広げる「きっかけ」をつくってくれるものなのだと実感です。