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哀れむのは自分だけでいい [エッセイ]

地域の進学校を出て、国公立大学を出たにもかかわらず、就職に役立つ資格も取らず、興味のあった保育士という職に就き、ものすごく安いお給料で、将来結婚もして女性を養っていかなければならないのに、自分が暮らしてくのに精いっぱいなんてかわいそう、男の子なのに。

とあるイベントである50歳前後の女性が、同じ職場の若者の事をそんなふうに言っていて、

(ええ、まさに私のことを言われているような気になったのは置いておいて←国公立大卒業してないし、保育士にもなってないし、しかも女だけど)

心がチリッとしたのは言うまでもない。


自分で選び取った道を、何ゆえ他人に哀れまれなければならないのか。

その保育士の男性にとって何が幸せかは、周囲の人の物差しで決める事ではない。

大学出たのに資格も無くて、給料安くて、とても結婚相手を食わせてあげられる状況じゃなくって、俺ってやつは…と哀れんだり、不甲斐なく感じるのは彼だけにできることだ。

その道を、彼自身が選び取ったのならば、もし自分の状況をこれではいけない、と感じる日が来たら自分で方向修正、方向転換をすることもできるだろう。

自分の人生を自分で選んでいるのなら、自分でその責任を負っている実感があるはず。それで十分だと思う。

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