『君の名は。』鑑賞
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私はあまのじゃくなのか、世間で騒がれすぎていると自分もそのブームに乗るのが嫌で、落ち着いたころに見よう、と思ってしまう。なので、「君の名は。」も今頃鑑賞。先月くらいからDVDレンタルが始まったからね。
新海誠のアニメーションは映像の美しさに定評があるのはいまさら触れるまでもないけど、そのストーリーや登場人物たちの「語り」にもかなり特徴がある。
主人公たちはみな、心にぽっかりと空いた穴を抱え、虚空をつかむように「誰か」を探している。
「君の名は。」もまさにそんな独白で始まったので、ああ、今回も新海節が炸裂しているなぁーと思いながら見たけれど、今回のストーリーは今までの作品と比べると、若干対象年齢を下げたのかな、という印象だった。過去と未来、夢と現実を行ったり来たりするのでそういう意味では時系列をつかむのが難しいけれど、主人公たちの感情はピュアでまっすぐで、わかりやすいと言っても差し支えないものだったと思う。
新海氏の代表作「秒速5センチメートル」は3つのストーリーが連なってできているが、それぞれの登場人物たちは、想い人への純粋な想いを抱きながらも、より現実的な虚無感ややりきれなさと直面し続け、互いの人生はすれ違い続ける。アニメでありながら、大人の恋愛映画とも言えた。
「君の名は。」はそういう意味ではすごいハッピーエンドだったし、ファンタジー要素が強いので、美しい映像と軽快な展開で楽しませてくれるエンタメ映画だったかな。
(ようするにおもしろかったけど「秒速5センチ」が好き、結局。山崎まさよしのOne more time, One more chanceが映画を倍すばらしくしているのもあるしね)
さあて、先日も映画を一度に15本くらい(←ちょっと病気じゃない?)借りてしまったのでがんばって見よう。
以下に借りた映画並べとこう。過去のヒット作もかなりあり
(邦画)
キセキ / 愚行録 / 日本のいちばん長い日 / ヒーローマニア / 夕凪の街、桜の国 / エイプリルフールズ / 電車男 / フラガール / 22年目の告白-私が殺人犯です-
(洋画)
ムーンライト / はじまりへの旅 / バトルシップ / ローガン
(アニメ)
君の名は。 / マイマイ新子と千年の魔法 (「この世界の片隅に」借りたいのにいつも全部借りられている)