ピースボート説明会で感じた船旅のメリット(説明会in旭川)

スポンサーリンク


今年に入って、北海道の外に出ていくこと、海外に行くことに気持ちが向いていますが、今日は世界一周クルーズで有名な「ピースボート」の説明会に参加してきました!

f:id:asahanablog:20180716230323j:plain

 

ピースボートの約100日間の世界一周クルーズは、4人相部屋でも120万円代からで、説明会に申し込みつつも、金銭的に厳しいだろうなと思っていました。とりあえず聞くだけ聞いてみようという気持ちで参加しました。

 

結果、乗船は無理だろうと思っていたにもかかわらず、丁寧で巧みな(笑)スタッフの方の説明で、やっぱりいつか乗船したいなという気持ちを強くしてしまいました(パンフを配るタイミング、説明の順番、説明会参加者とのコミュニケーションのとりかた…考えつくされていて、すっかり乗せられました笑)。

 

比較的年齢層は高め

会場に入ってまず驚いたのは、若者より50代~の方が多いことでした。たぶんパンフレットや「世界一周」という言葉のイメージから、圧倒的に若者が多いと思い込んでいたのです。

けれど、時間的・金銭的に余裕があるという意味でも、日本の人口比的にも、ピースボート乗船者は60代以上の方が、50代以下の方よりも多いという統計でした。

年齢層は高めというより、半分以上が60代以上で、残りは20代が多い、という両極端な構成比かもしれません。

 

船で世界一周するメリット

乗ってみたいけれど、きっと乗らないだろうなと思っていた理由が他にあって、それは「自分ですべての手続きをして、自分の足で、言葉で、苦労して回らないと世界一周の意味がない」ような気がしていたからでした。クルーズ船の旅は、船の中では毎食が用意され、手厚くもてなしてくれるスタッフがいて、同乗するメンバーは日本人ばかりで、至れりつくせりすぎるのではないかと。

 

けれど、クルーズ船での旅は、バックパッカー的な旅行とは、全く別物ととらえた方がよさそうでした。自分ですべてを手配する世界一周も、クルーズ船の旅も、それぞれのだいご味や意義があると。

 1時間ちょっとの説明会の中で感じたピースビートの魅力を紹介しますね。

 

メリット① 荷物がラク、時差がラク、手続きがラク

言い換えれば経験ができないということにはなりますが、恒例の方が多いクルーズでもありますし、ニーズは強いのだと思いました。特に飛行機よりゆっくり進む船旅は、3~4日に1時間の時差がある程度、という点は確かに身体的な負担が少ないのだろうと思いました。

 

メリット② 個人の旅ではまず入れないエリアに入れるらしい

ピースボートはそもそも国際交流を目的として設立されたNGO(非政府組織)の名前で、クルーズ中に寄港地でいくつかのボランティア活動や交流活動も行っています。スタッフの方の話では、ツアーなどでもガードマンにがっちり守られてやっと通行できるような地区で活動できるのがピースボートのいいところだということでした。

確かにバックパッカー旅行をしたくても、治安の問題から避けた方がいいところはたくさんあります。特に女性ならなおさら。そういうエリアで、何か少しでも国際交流や国際平和に貢献できる活動を経験できるのは貴重なことだと思いました。

 

メリット③ 寄港地での観光は、「ツアー」か「自由行動」か選べる

寄港地では「オプショナルツアー」なるものと「自由行動」のどちらかを選べるとのことでした。オプショナルツアーは乗船費に含まれない別料金がかかるものの、「観光」「交流」「見聞・検証」という3つのテーマにそったツアーがそれぞれ行われます(寄港地に大型バスが迎えに来ている様子はまさに「至れり尽くせり」!VIPにでもなった気分になれそう)。もちろん自由に歩き回りたい人は、時間までに戻ればOKの自由行動がとれます。

 

メリット④ 船の上でありながら学びも遊びもし放題!企画もできる!

説明会で配られた「船内新聞」なるものが個人的にもっともピースボートへの興味をそそられるものとなりました。

その「船内新聞」は毎日配られるらしく、翌日に船内でどんな催しや講座が開かれるか、そしてコラムなども掲載されていました。

その内容の豊かなこと!

運動系だと「フォークダンス」「ヨガ」「ノルディック・ウォーキング」「ラジオ体操」「社交ダンス」「太極拳」「卓球」

言語の教室も英語のほか、おそらく近日中に寄港する街の言語の教室があったり、世界遺産や異文化、環境問題について学ぶ講座があったり。

趣味や習い事だと「詩吟」「川柳」「落語」「カメラ教室」「俳句」「オカリナ」「合唱」「水彩画」「書道」「ゴスペル」「手話」「手芸」「マジック」「貼り絵」「パソコン教室」などなど…もう書ききれないほどです。

スタッフではなくてクルーズ乗船者が企画して何らかの催しを開くこともできるようです。例えば「北海道民飲み会」とか「29歳集まって乾杯」とか「次にやりたい仕事って?」(互いの前職の話をしてクルーズ終了後の就職について語り合うのかな?)など…

他にも、各界の著名人(水先案内人と呼ばれていたかな?)が一時的に乗船して講演会が開かれることもあるようで、池上彰さんや鎌田慧さんが講演している様子がスライドでありました。

また配られた「船内新聞」にはたまたま「洋上夏祭り」なんてイベントも載っていました。

もう読んでいるだけでワクワクしました。まるで大学の選択授業がすべて遊びになったようなかんじ!大人の学校!こんな習い事や催しが毎日あるなんて、100日の旅もあっという間に過ぎていきそうです。

 

⑤船からしか見えない景色

自分で旅程を決める旅は、飛行機か、EU圏なら電車など?の移動になりますよね。

ピースボートはどこに行くにも船ですが、甲板で海風や港の雰囲気を感じながら入国できる…これは個人旅とは全く別の感動がありそうです。説明会では動画でスエズ運河パナマ運河を抜けるときの様子を見せてもらいましたが、そんな体験もなかなかできるものではありません(特に船がアップダウンする閘門式のパナマ運河!)

 

⑥ボランティア活動で乗船費用が割引される

「地球一周」と書かれたピースボートのポスターをよく街中で見かけますが、このポスター貼り活動をすると費用が割引されるシステムがあります。100万円超えは若者にとってはポイッと出せる金額ではありませんが、仕事の合間を縫ってボランティア活動すれば少しでも安く乗船できるという選択肢を作ってくれているのは本当にありがたいですよね。ピースボートの信念を感じます。

 

ひとり旅はひとり旅。大人数で船旅もいいよね!

説明会に参加しても、豪華(かどうかは知らないけれど)なクルーズ船と「世界一周」というワードのまばゆさ、参加費用の高さに撃沈して帰ってくることになると思っていたけれど、大きな船の上から、7つの海からたくさんの大陸、国を眺められる、その特別な体験のあまりの魅力にすっかり心をつかまれてしまったのでした。

とりあえずボランティア登録はしました。はい。一番近くても東京で行われる研修に参加しないとはじめられないらしいけど…日本のどこかで参加しよう。うん。

 

※ここに書いたことは正確ではない可能性があるので正しい情報は問い合わせてくださいね☆