今はnoteで書いています~!

こちらのブログはすっかり更新していませんが、今はnoteに文章を書いています。気負わずに毎日投稿をしています。

こちらからどうぞ。

 

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3年前の10月、北海道から沖縄に移住して、北海道の「あさひかわ新聞」に毎月、沖縄移住記を書いてきました。

それをこのたび自分でまとめ、Kindle出版します。10月15日ころの予定です。

こちらについても、noteで最新情報を更新いたします。

 

よかったらぜひ、ご覧ください。

 

このブログは、私の北海道のころを映した大事な手紙の束。

残しておきます。

 

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一般化をするところから、真実は見えなくなっていく―― 小手鞠るい『アップルソング』より

小手鞠るいの『アップルソング』という作品をご存じだろうか。

 

アップルソング

アップルソング

 

 

自身を、炎の中から生まれたと称する戦争写真家の鳥飼茉莉江が、第2次世界大戦から9・11までの日本やアメリカやチェチェンなどを舞台に激動の人生を送っていくその軌跡の物語。

アメリカ在住の小手鞠氏は、長らく若い女性向けの切ない恋物語を出版することが多かったが、最近では『星ちりばめたる旗』『炎の来歴』など、日本を含む外国とアメリカとの戦争を作品の題材に選んでいる。

 

この物語は、もちろんフィクションだろうけども、終戦前後の日本人には、起きた出来事は違っても、同じような激動の人生を送った人はたくさんいたのだろう。為政者の時代時代の判断が今では考えられないレベルで一般人の人生を激しく揺さぶった時代。

主人公の茉莉江は赤ん坊のころ空襲で燃えた家のがれきの中から助け出され、血のつながらない家族のもとで養われ、突然迎えに来た実の母の新しい夫の住むアメリカに行くも母親は自殺をし、ひとりニューヨークに向かう列車の中でスリに遭い裸一貫で暮らし始め、カメラと出会い恋と出会い、自分が本当に撮るべきものを見つけていく。その物語を、ある奇跡的な接点で結びついた登場人物「美和子」が語っていく。

 

茉莉江の子ども時代にも近しい、激動の時代が、ゆっくりと忍び寄ってくるのを感じる。作中の茉莉江の想いは私の想いとも重なる部分もあり、私が彼女と同じ出来事にあったなら、どうするだろう…そんなことを考えながら読んだ。

 

最後の最後に、最も心に残った言葉がある。「美和子」に「茉莉江」のことを教える写真屋の店主の言葉。長いが、引用する。

 

「この世の中で起こっているすべての物事を正しく理解するために、してはいけないことがある。それは、一般化だ。常に意識して、意図的に、覚醒した頭の中で、具体的な考えや具体的な表現を心がけ、物事の一般化を避けなくては、物事は理解できない。すべての出来事を個々のものとして、人間ひとりひとりにひとつひとつ、個性的な人格と魂が宿っているのと同じで、物事にもひとつひとつ、個別の事情があり、歴史があり、存在と成立の理由がある。それらを一般化するところから、真実は見えなくなっていく。美化はいけない。美化はもっといけない。美化は危険だ」

 

私は、そうか、と思った。震災後、両親や祖父母の姿を見ながら、言葉を聞きながら考え続けていること。それはこれだったんだと思った。

世界は、歴史は、複雑になりすぎてそうそう理解できそうにないけれど、理解したつもり、分かったつもりになって、訳知り顔でいることで世界をとらえ間違うことの方が、分かろうとして分からないことよりも、ずっと危険なんだ。

具体的な言葉で、はっきりとした意識で、世界を理解しようとし続けなくてはいけない。人間というものを理解しようとし続けなくてはいけない。例え複雑すぎて難しすぎて分からなくても、自分頭で分かるまで、生きている限り、ずっと。

 

【英会話の下書き】Is father necessary?

今回のテーマはちょっとびっくり。

先生が「Into The Wild」を読んでくれたその流れで、主人公のクリスを荒野へと旅立たせることになったひとつの要因である「父親」についてを、先生は次回のテーマに選んだようです。先生も、先生の父親、そして父親になった自分と、息子さんとの関係について、いろいろ思うところあるようでした。

 

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テーマ:父親は必要なのか?

(Is father necessary?)

 

For better or worse, I think father is the back which we should gaze at.

We always think that we should live like him (specially, boys do so).

We can chose that father is our goal or not.

But I'm sorry that many parents think that they can make their children the way they want.

 

当たり障りのない答えになっちゃったかな。

簡単には言葉にして返すのが難しいテーマだけど、私の思いをざっくり言うとすればこんな感じ。

初めから親に反発して、親を反面教師にして生きていく娘息子たちも多いと思うけど、もともと絶大の信頼と敬愛を抱いていたとしたら、それが揺らいだら、彼らはその後親をどういう風にとらえて生きていくのだろう?

そんなことを思いました。

恋しいもの

恋しいものたち。

 

 

ひとり暮らししていたアパートの真っ白い壁。

 

中古のダイニングテーブルに塗ったペンキのアイボリー。

 

夜の立ち読み。

 

はじめて作ったロールキャベツ。

 

雨が降り出しそうな夜の川原のシャボン玉。

 

冬まつりの白玉入りのおしるこ。

 

ビルの間の凍てつく打ち上げ花火。

 

初めての収穫。

 

愚かな二人の大きな花束。

 

銀幕のマイケル・ジャクソン

 

じゃがいもを重ねたグラタン。

 

階下から漂うコーヒーのにおい。

 

小さな手がつかみしめた真っ赤なもみじ。

 

福島県川内村のオニヤンマ。

 

仙台のおばあちゃんの淹れてくれる煎茶。

 

うっとりさせられた今井美樹のアルバム。

 

やんばるの古民家の畳。

 

毎日スクールバスを待ち続けた駅のプラスチックのベンチ。

 

8月のうろこ雲の下を走ってきた人。

 

母親と弟たち。

 

情熱。

 

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【英会話の下書き】Why a lot of American people object to prohibiting property of guns?

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英会話の先生におすすめしたノンフィクション「INTO THE WILD」つながりで、今回はこのようなテーマだった。平和ボケした日本人の私は、このテーマそのものが驚きだった。本当に無知で恥ずかしかったが、ない知識で想像してみる。

 

テーマ:なぜ多くのアメリカ人は銃の所持禁止に反対なのか?

(Why a lot of American people object to prohibiting property of guns?)

 

Honestly, I have no idea of that.

 

I guess that American people feel danger in daily life more than Japanese people.

I think they  have some scary experience.

 

But  I think people who spend a peaceful life like us, actually, can not imagin such a feeling.

 

というかんじでお答えしたのだけど、その後の先生の話によれば、アメリカという広い国土の中でも、カリフォルニアやニューヨーク(City side)より、アラスカやミズーリ(Country side)などの方が、銃規制に反対する声は大きいとのこと。銃で自分や家族の身を守りたくなるような危険を感じる機会は、都市部より農村にあるというのが驚きだった。

 

また、アメリカは、中国やヨーロッパの国々と違い、短い年月で安定した国家を作り上げた。その背景には、さまざまな人種の移民が入り乱れている社会において、銃を規制せずに銃を利用して秩序を保ってきたことが要因としてある、という話もあった。

 

英語で話すには難しいテーマだったけど、英語だからこそ真剣に聞くのかもしれない(笑)。でも大切な部分をニュアンスを取り違えて解釈していた可能性も…否めない(苦笑)

今の基準と過去の基準~洋服編

誰の中にでもある、何かを決めるときの「基準」。

この言葉がここ最近私の中の大切なキーワードになっている。

自分の基準も、誰かにとっての基準も気になるし、一人の人の中の、今の基準と過去の基準も気になる。

 

基準って、時間とともに変わるものだ。

わかりやすい例が、洋服のチョイス。

 

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今年くらいから静かに私の中にも舞い込んできてしまったブーム、それが断捨離。ミニマリズム。持たない暮らし。

 

といっても、そういう価値観、つまり必要以上にものを持たない暮らしに憧れるようになっただけであって、実践できているかといえば程遠いのだけど。

 

断捨離に取りつかれた女性が真っ先に捨てるものといえば、やっぱり衣類。

大学生のころ(実家を出たころ)から自分で働いたお金で頻繁に服を買うようになり、衣類は増えていくばかり。私の中にも「いつか捨てるだろう」モンスターがいて、学生のころに買って、何年も着ていないにもかかわらず捨てずに持っていた服がたくさんあったけれど、今年は鬼のように捨てている。

合計2~3袋になった45リットルのごみ袋の中の服たちを見て、どうせ捨てるのに何でこんなに買ってしまったんだろうと後悔する。

 

特に学生のころは自分に似合うものと好きなものの違いが分かっておらず、似合うか、着る機会があるかは別として、好きだから、ひとめぼれしたから、安いから…そんな理由で安価な服を頻繁に買っていた。

 

あの頃の基準は何だったんだろう…自分と衣服の関係が、まだはっきりとわかっていなかった。「好き!」「安い!」「かわいい!」で飛びついていた。

 

年がたっていろんな失敗や後悔を経て、自分にどんなものが似合うのか、どんなものを頻繁に着ているのか、そして「少女」ではなくなっていった自分がこの先どんなものを着ていくのか…そういうことが少しずつ分かってきた。

 

今年になって、断捨離やミニマリストというものに惹かれているくせに、この夏けっこう服を買ってしまったのは、新しい「今」の基準をはっきりと認識できていて、なおかつこれから始まる「西方での新しい暮らし」を意識しているからだろう。

 

20代後半になった今の私の衣服選びの基準は、

・素材が「綿」「麻」(冬物なら「ウール」「アルパカ」など)

・丈夫そう(伸び縮みしにくそう)

・落ち着いたデザイン(柄よりシルエット重視)

 

学生時代などは、透け感や光沢があったり、見た目きれいだけれど、すぐヨレヨレになるし静電気も起きるし、綿や麻よりも暑く感じる「ポリエステル」や「アクリル」などの合成繊維のものばかり買っていた。意図していたわけではないけれど、安さやぱっと見目の良さ(多分その時は見る目がなくて)を重視して買うと合繊繊維だらけになっていた。

 

合成繊維のヒラヒラサラサラした服は、一見涼しそうだけれど綿や麻より暑く感じるんだよ、と教えてくれた母の言葉は今でも忘れられない。

 

かつての自分の洋服チョイスの基準は頼りないものだったけれど、今の自分の基準は割と信頼している。

 

この夏が終わったら、過去の基準で選ばれた服を処分して、今の基準で選んだ服だけにしたい…と思っている。

【英会話の下書き】The most impressive book

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これは個人的にうれしいテーマだった。何を紹介するか迷ったけど、これにしたのだった。

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テーマ:最も印象的だった本

(The most impressive book)

 

My most impressive book is "INTO THE WILD".

I knew the book from the live-action film of "INTO THE WILD".

The author of this book , John Krakauer coverd the boy named Chirs Maccandless.

He was from a rich family, but he wanted to break out of such a life.

 

Chris had an adventure on north America in 1990.

And 4 months after he went into wilderness of Alaska in 1992,

he died of hunger in an abondoned bus.

 

I was attracted to his way of life.

He was very sturdy because he lived on his own, and he was very honest with his heart.

He lived like what he want to.

I respect him.

 

英会話の時にこの「荒野へ」を持参すると、先生は持ち帰って読んでくれた。

先生は昔商社で貿易の仕事についていて、アラスカにも行ったことがあるとのことだったが、なんと、クリスが荒野を旅して、そして亡くなった時期にちょうど当たっていたという。そんな事件があったとは知らなかったが、なんとも奇遇な話で私も先生もびっくり!先生もクリス同様(ちがった、ヘラジカの肉は傷んでしまってクリスは食べれなかったのだった)、ヘラジカを食べたのだそう。

次回はDVDとサントラを持って行って無理やり差し上げようと思う(笑)

 

さて、今週の英会話のテーマはちょっと難しい。

じっくり考えねば…