2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「NO」の向こうの「YES」

最所あさみさんのnote note.mu を読んだ。 「妻への家路」という中国映画(あらすじ:文化大革命が終結し、20年ぶりに解放された夫が喜び勇んで家に帰ってみると、最愛の妻は心労のために夫の記憶だけを失っていたー)について書かれたコラムだ。 私はこの映…

”会話”

蒸し暑い日々が落ち着いて、北海道らしいカラッとした暑さになってきた。午前中に田んぼに入って、疲れ果ててリビングのソファに寝っ転がる。網戸の向こうで、木々の葉がさやさやと音を立てると同時に、涼しい風が入ってくる。――あの木はなんていう木?頭の…

田んぼのおじゃま虫「アブ」と私の怠慢

我が家で今年から新しく使いだした田んぼ。十数年?何十年?使っていなかったので地力があるから、化学肥料を使った水田のように稲がグイグイ育って、血眼になって除草しなくても(除草剤使わないから手で除草する)量がとれるだろう、という田んぼ。 だから…

スズメバチの羽音

玄関の外に出た時にものすごく強烈な「ブブブブー!」という羽音が聞こえてきて、きょろきょろ見回したところ、玄関の横に設置してあったハチの罠に見事に大きなスズメバチがかかって暴れていました。 罠にかかってしまったスズメバチにはかわいそうだけど、…

バジルペースト大量生産

今年は30株ほど植えたバジルがたくさん枝分かれしてパクチーに負けないほどわさわさに育ったので、これを無駄にすまいと意気込んでバジルペーストを大量に作りました。 バジルって葉っぱをちぎってしまうとすぐ黒ずんでしまって長持ちしないので、株ごと大量…

季節の覚え書き(7月)

前回の記事にも関連することだけれど、私は観賞用の園芸というものにはとても疎くて、花壇を飾るような花の名前はあまり知らないし、きれいだとは思うけどなぜかあんまり親しみを持てない。見ていてホッコリしないというか。 でも野の花や木々ならいくらでも…

ミツバの花とゴボウの花

畑にいるときはたいてい手が汚れていて、ついつい写真を撮りそびれちゃうのだけど、今日はちゃんと記録しました(スマホのカメラだけど)。 じゃがいもの花とかトマトの花は見たことあっても、なかなかミツバの花やゴボウの花って見る機会ないんじゃないかな…

”あなたが守った街のどこかで” 宇多田ヒカル『桜流し』

青森に向かう夜中の新幹線の中で、私は、私の見えている世界を部分的に共有してくれている、数少ない友人に、メールを打った。自分の、その時の状況をかいつまんで。それは今年の冬のこと。 後から知ったのだけれど、その友人は、寝たきりになっていたおじい…

私の畑、2代目みつばちファーム

みつばちファームとは、母と弟たちが石垣島に行く前に我が家の敷地のはじっこでやっていた小さな畑のこと(私は高校で忙しかったり大学では女子寮に入ったりしていたから、何を植えていたか全然知らない。次に石垣に行ったら聞いてみよう)。 荒れ放題になっ…

トマト電車の車窓から

ちょくちょく気温が30℃前後になるようになった上川。ハウスでの作業は暑さとの戦いです。でも北海道のすばらしいところは湿気が少ないところ。開けられるところはすべて開け放ったハウスに通る風は、とても爽やかで暑さを冷ましてくれます。 ダラダラと汗を…

みどりの宝石

真っ赤に熟したトマトをルビーに例えたりすることもあるけれど、色づく前の青い実も、本当に美しいんです。お日さまを浴びて、赤く色づく日を夢見てつやつやと輝く青いトマト、ご覧あれ!(写真はフィルターなし・加工無しです) アライグマちゃん、お願いだ…

花壇のない家の花畑

みなさん、苗や種を買ってきて、マリーゴールドやらパンジーやら、色々と配置を考えてお庭をつくってますよね。 我が家では、お庭や花壇のあるほかのおうちのように、花を植えていません。 でも、うちは今、いろんな色のお花でいっぱいです。 みなさん、スー…

焼け野が原が見える

「焼け野が原」っていうのは、戦争や原爆投下で焼き尽くされて、生命が存在しえないほど傷ついた大地のことを言うのだろうけれど、きっと「希望が最後のひとつまで途絶えた世界」の比喩でもあって。 人によって「焼け野が原」が指す世界は違うだろう。 焼け…

書く理由

牛乳を配達して、帰ってきたら畑仕事をして、土まみれになってお風呂で洗い流して、晩ご飯を作って食べる。そんな流れの中でパソコンの前にゆっくり腰を落ち着ける気にならず、最近はあまり書けていなかったけれど。 でも私には大事な「書く理由」があること…