つぶやき・エッセイ

終わりのない悲しみを甘受し Darling 旅を続けよう 宇多田ヒカル『あなた』

昨日テレビをつけたらNHKの『SONGS』で宇多田ヒカルを取り上げていて、 小田和正が楽曲『真夏の通り雨』の歌詞について言及していた。 「通り雨なのに降り止まないんだ」と。 それを聞いて、あれから1年以上、自分の世界に没頭せざるを得ない独りの車内で私…

キタキツネとの親交 ~井上浩輝著『北国からの手紙 キタキツネが教えてくれたこと』

先月発売されたばかりの『北国からの手紙 キタキツネが教えてくれたこと』を本屋さんでたまたま見つけ、私は衝動的に手にとって数ページ読み、すぐにレジへと持って行きました(なるべくKindleにしようと思っているのにやっぱり紙の本も増えていきます)。軽…

劇団四季『ライオンキング』を見て

北海道の四季劇場で、2018年5月27日、1年以上のロングラン公演『ライオンキング』が千秋楽を迎えるということで、終わりも近い23日(水)に観劇に行った。ミュージカルというものを生で見るのは、初めての体験だった(今年の1月頃、消えてしまいたいという気…

あの人は気が付いていたのかも 『Tiny Dancer』 by Chara『Sympathy』

「きっとバレてないはず」と思ったことは、「いや、きっとバレてる」と思いなおすようにしている。 あの同僚も、あの友達も、父親も、もう会えない遠くのあの人も。 ずる賢いはずの私のいやしい気持ちも、本当の欲望も、きっとバレてる。 そう考えれば、ずる…

部屋に世界地図をはってみると

昨日、折りたたまれている状態で売っていた一枚の(本の形ではない)世界地図を買ってきた。サイズで言うとA0かな。 パソコンや本棚のある机のすぐ右横の壁に貼る。世界地図って、なんでこう、ずっと見ていられるんだろう。 買ってよかった。ほんとによかっ…

自分だけの「語る言葉」を持ちたい

今年に入って、私が3つの仕事のうち2つをやめて、農作業や日々の生活に集中する時間を作ったり、冬になったら北海道を出て色んな土地で暮らしてみたいのは、一言で言うと、「語る言葉」を持ちたいからなんだと思う。

桜は「春の訪れ」なんかじゃない

ツイッターの中が桜の写真でにぎわっている。 テレビでも、代々木公園にお花見をしに来た人たちの姿を映したりしていて、世間はすっかり春の訪れを祝っている。それもとても華やかに、晴れ晴れしく、盛大に。 けれど…北海道の春は遅い。 今桜の開花を喜んで…

失っても同じ星にともに暮らしている―『2001年宇宙の旅』『ベイビー・ドライバー』『イントゥ・ザ・ワイルド』

いい映画を立て続けに見ている。 今日はSFの不朽の名作と言われる『2001年宇宙の旅』。 「地球に帰る」というような表現で、人類が当たり前のように宇宙やほかの星を行き来するようになったら、国家の概念はいっそう薄まり、「みな同じ地球人」という感覚が…

27歳、不安はないけど自信もない

昨日は、4ヶ月に1回開催しているイベント「パワーアップカフェ」当日であり、27歳の誕生日でもありました。このイベントでは、2018年に入ってこのブログに書いてきたことを、初めて対面で多くの方(しかも初対面の方ばかり)に話す機会となりました。 そん…

2018年2月の私の本棚

2018年2月、私の脳内はいったいどんなことになってるのか―そんなことが垣間見える、最近借りた本&買った本。どうも、世界旅行と、多様な働き方、それに世界の未来みたいなものに、興味があるようですな笑

ひとりである と知る ~映画『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』を見て

いまさらながら映画『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』を見た。 あの映画を見るときっと、親が死ぬときのことを、否が応でも考える。 自分の価値観や、軸みたいなものを築いた人間が、この世からいなくなる。たとえ兄弟がいても、どこか、ひと…

はじまりで終わりの今日

おせっかいなGoogle Photoが去年の今日何をしていたのかを鮮明によみがえらせてくれる。 でもそんなことしてくれなくたって忘れようがない思い出っていうのはある。 1週間以上前から、ラジオでは札幌雪まつりや旭川冬まつりの情報が飛び交っていた。 でもそ…

世界を見たい、人間を知りたい

こんなツイートをした。 去年まで全く思わなかったことを、今年になって思うようになった。そのひとつが、海外に行きたい、ということ。私は、広くものが見えているような顔をして、本当は狭い世界にいたから、自分がどこへ向かいたいのか決めかねて本当に悩…

絶望の中からしか見えない光

私は今、数カ月前、いや、数日前には考えもしなかったであろう道へ進む選択をしようとしている。 ずっとずっと、死にたい、消えたいと思うほどの「抜け出せない」感覚が続いていて、それは年が明けてからいっそう濃く、打ち消しがたいものになっていた。私は…

アイデンティティ 映画『LION 25年目のただいま』を観て

記事タイトルにある「LION 25年目のただいま」は、5歳でインドで迷子になった少年サルーが大人になり、Google Earthを頼りに故郷と生き別れた家族を探し出す…という物語。 サルーの記憶にあるインドの小さな村での暮らしは貧しかったが、迷子になったのち幸…

10年の「空っぽ」

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。 2か月ぶりの丸1日の休みで、遅い朝ごはんというかお昼ご飯のおしることお雑煮を食べた後、短い散歩に出た。元旦に雪が降らないのは、何年ぶりかというほど久しぶりな気がした。快晴ではない…

頼ってごめんね

私は音楽を聴いたり歌うのが大好きで、パソコンで、スマホで、車で、Bluetoothスピーカーで、ほんとにたくさんの曲を聞いたり歌ったりしているのだけど、 突然、ギターをやってみようと思い立った。 なんだろう。MP3を再生してくれる機械がなくても、MP3ファ…

ストレンジャー ~映画『クローサー』

「ストレンジャー」「Stranger」という言葉で連想するものはある? 私の場合は、ビリー・ジョエルのアルバムであり楽曲「Stranger」。 それから、大好きな映画「Closer」の中でアリスがダンに出逢ったときに言うセリフ「Hello, Stranger(ハイ、見知らぬあな…

What I want to tell you

いつからか私は道を間違えて ずっと誤った方向に進んでいる自分を 未だ止められないんだけど そんな生活の中でふと湧きあがるいろんな想いを 伝えたいと思うのは、あなただけ この世界の美しさ、醜さ。 黒と白だけではないこと。 あなたとなら共有できただろ…

楽しみなことが終わったら

私って極端なのかもしれないけれど すごーく楽しみなことが数カ月先にあって それが終わってしまったら その先はどうやって生きていこう 何を楽しみに生きればいいんだろうと思ってしまう 刹那的に生きるってこういうこと? いや違うか 人生を通して大事にす…

自分のこと

私はいつでも、自分のことは一番わかっているつもりでいたけれど、自分のことについて、最近になって初めて認識したことがある。 私は一人が好きだけれど、その反面、「家族生活」というものをすごく求めていたということだ。 福島原発事故が起きて、家族に…

お金と時間は全然イコールじゃない

以前も書いたけれど、冬になって、農作業がないので3つ目の仕事を始めた(「仕事って言うけどアルバイトでしょ」って鼻で笑う人いるけど、これで生活しているのだから立派な仕事だと思う。。 ランチタイム5時間、夜は3時間、という勤務時間の食堂だ(確認し…

HIP HOPきてる

音楽の近況。HIP HOPきてます。 音楽雑誌や、洋楽CDのライナーノーツに書いてあるような難しいコメントはできないんだけれど、HIP HOPのリズム、その後ろで流れるメロディ、洋邦問わず心地よく、思わず体が動いてしまう。そしてそのメッセージは切実。私がHI…

たからもの

仕事を増やした。毎日毎日、1か所か2か所、働きに行く。 家でのんびり、自分の時間がたっぷりある生活が好きな私が、それとは真逆のことをしている。空虚な時間を、考えなければならないことを考える時間を、少しでも埋めたい。 遠くの空の下にいる友達の様…

絶頂とうつろい

初雪も近いだろう。家のまわりの山々は、紅葉がピークを迎えている。 寒い日を重ねるたびに濃く鮮やかに色付いていく木々を見ながら、私は新鮮な驚きを隠せない。 こんなにきれいだったっけ? 夏の瑞々しく力強い森の緑にも、美しすぎてまるで絵のような秋の…

恋があったこと WOWOWドラマ『私という運命について』

誰に迷惑をかけたわけでもないし うしろめたいことでもないのに 誰にも話すことができない だからこそ私の胸の中で それは静かに輝きを増し 尊さはふくらむ WOWOWドラマ『私という運命について』(原作:白石一文)に出てくる 「思い込んだら命がけ」という…

世界からコンバインが消えたなら

今日は我が家の稲刈りだった。知り合いの無農薬の農家さんが、稲を刈って脱穀するコンバインと、脱穀したお米を運ぶ小さなトラックを持ってきて、刈ってくれた。 私が実家にいた高校生までは、ほとんど手刈りで、はさがけという手法で乾燥させていたので、コ…

地球の裏側のともだち

こんなにもあっという間に、あの冬の日からどんどん季節が進んで だんだん、だんだんと、醜い気持ちが、負の感情がそぎ落とされて 気がつけば あなたはいつの間にか私の心の一番奥に入り込んで 殺伐とした場所で唯一のぬくもりみたいになっているよ もんもん…

価値ある生き物になる方法

今日は秋晴れの空の下の畑で、風が心地よくて「気持ちいいー」とつぶやいた。 枯れた草の乾いた匂い。どこか、なつかしい。 秋の畑は、死の気配に満ちている。 いたるところで生命が力尽き、大地に身を転がす。ただひと夏、生命を謳歌した者たちの、最期の仕…

旅から帰れば、秋 (知床・十勝旅レポ)

※久々にながーい記事です 念願の知床に行ってきた。総走行距離、約1,000キロ。そして帰って来て、疲れ果てて眠って、目が覚めた月曜日、上川には秋がきていた。 私は本当に雨女で、前から決まっていた予定の日は天気が悪い事が多いのに、今回は、地元は天気…