つぶやき・エッセイ

アイデンティティ 映画「LION 25年目のただいま」を観て

記事タイトルにある「LION 25年目のただいま」は、5歳でインドで迷子になった少年サルーが大人になり、Google Earthを頼りに故郷と生き別れた家族を探し出す…という物語。 サルーの記憶にあるインドの小さな村での暮らしは貧しかったが、迷子になったのち幸…

10年の「空っぽ」

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。 2か月ぶりの丸1日の休みで、遅い朝ごはんというかお昼ご飯のおしることお雑煮を食べた後、短い散歩に出た。元旦に雪が降らないのは、何年ぶりかというほど久しぶりな気がした。快晴ではない…

頼ってごめんね

私は音楽を聴いたり歌うのが大好きで、パソコンで、スマホで、車で、Bluetoothスピーカーで、ほんとにたくさんの曲を聞いたり歌ったりしているのだけど、 突然、ギターをやってみようと思い立った。 なんだろう。MP3を再生してくれる機械がなくても、MP3ファ…

ストレンジャー

「ストレンジャー」「Stranger」という言葉で連想するものはある? 私の場合は、ビリー・ジョエルのアルバムであり楽曲「Stranger」。 それから、大好きな映画「Closer」の中でアリスがダンに出逢ったときに言うセリフ「Hello, Stranger(ハイ、見知らぬあな…

What I want to tell you

いつからか私は道を間違えて ずっと誤った方向に進んでいる自分を 未だ止められないんだけど そんな生活の中でふと湧きあがるいろんな想いを 伝えたいと思うのは、あなただけ この世界の美しさ、醜さ。 黒と白だけではないこと。 あなたとなら共有できただろ…

楽しみなことが終わったら

私って極端なのかもしれないけれど すごーく楽しみなことが数カ月先にあって それが終わってしまったら その先はどうやって生きていこう 何を楽しみに生きればいいんだろうと思ってしまう 刹那的に生きるってこういうこと? いや違うか 人生を通して大事にす…

自分のこと

私はいつでも、自分のことは一番わかっているつもりでいたけれど、自分のことについて、最近になって初めて認識したことがある。 私は一人が好きだけれど、その反面、「家族生活」というものをすごく求めていたということだ。 福島原発事故が起きて、家族に…

密かな誓い~お金と時間は全然イコールじゃない

以前も書いたけれど、冬になって、農作業がないので3つ目の仕事を始めた(「仕事って言うけどアルバイトでしょ」って鼻で笑う人いるけど、これで生活しているのだから立派な仕事だと思う。。 ランチタイム5時間、夜は3時間、という勤務時間の食堂だ(確認し…

HIP HOPきてる

音楽の近況。HIP HOPきてます。 音楽雑誌や、洋楽CDのライナーノーツに書いてあるような難しいコメントはできないんだけれど、HIP HOPのリズム、その後ろで流れるメロディ、洋邦問わず心地よく、思わず体が動いてしまう。そしてそのメッセージは切実。私がHI…

たからもの

仕事を増やした。毎日毎日、1か所か2か所、働きに行く。 家でのんびり、自分の時間がたっぷりある生活が好きな私が、それとは真逆のことをしている。空虚な時間を、考えなければならないことを考える時間を、少しでも埋めたい。 遠くの空の下にいる友達の様…

絶頂とうつろい

初雪も近いだろう。家のまわりの山々は、紅葉がピークを迎えている。 寒い日を重ねるたびに濃く鮮やかに色付いていく木々を見ながら、私は新鮮な驚きを隠せない。 こんなにきれいだったっけ? 夏の瑞々しく力強い森の緑にも、美しすぎてまるで絵のような秋の…

恋があったこと

誰に迷惑をかけたわけでもないし うしろめたいことでもないのに 誰にも話すことができない だからこそ私の胸の中で それは静かに輝きを増し 尊さはふくらむ WOWOWドラマ『私という運命について』(原作:白石一文)に出てくる 「思い込んだら命がけ」という…

世界からコンバインが消えたなら

今日は我が家の稲刈りだった。知り合いの無農薬の農家さんが、稲を刈って脱穀するコンバインと、脱穀したお米を運ぶ小さなトラックを持ってきて、刈ってくれた。 私が実家にいた高校生までは、ほとんど手刈りで、はさがけという手法で乾燥させていたので、コ…

地球の裏側のともだち

こんなにもあっという間に、あの冬の日からどんどん季節が進んで だんだん、だんだんと、醜い気持ちが、負の感情がそぎ落とされて 気がつけば あなたはいつの間にか私の心の一番奥に入り込んで 殺伐とした場所で唯一のぬくもりみたいになっているよ もんもん…

価値ある生き物になる方法

今日は秋晴れの空の下の畑で、風が心地よくて「気持ちいいー」とつぶやいた。 枯れた草の乾いた匂い。どこか、なつかしい。 秋の畑は、死の気配に満ちている。 いたるところで生命が力尽き、大地に身を転がす。ただひと夏、生命を謳歌した者たちの、最期の仕…

旅から帰れば、秋 (知床・十勝旅レポ)

※久々にながーい記事です 念願の知床に行ってきた。総走行距離、約1,000キロ。そして帰って来て、疲れ果てて眠って、目が覚めた月曜日、上川には秋がきていた。 私は本当に雨女で、前から決まっていた予定の日は天気が悪い事が多いのに、今回は、地元は天気…

ちょっと知床へ

なんとなく行く前に書いておきたかった。 25日、牛乳配達してから、知床へ向かいます。私のプチ夏休み一人旅は、2泊3日だ。今の仕事は昼過ぎに終わるから、金・土・日プランを作れるのがとても良い。 年始から並べると青森(2月・2泊3日)、石垣島(3月・1週…

お誕生日おめでとう

あなたがお祝いしてくれたから、私もずっと言いたいと思っていたの お誕生日おめでとう あの寒くも清々しい晴れの雪の日から、もう半年もたつけれど 1日もあなたのことを思い出さない日はないということ 美しいものを見たらあなたにも見せたいと思うこと 夜…

田んぼのお花畑とお気楽な百姓の話

この写真はちょっと、専業農家の人が見たら笑っちゃうよね。 田んぼの一部が、こんなに雑草に覆われ、鮮やかなまでに花を咲かせている図なんて(だいたい、オモダカとコナギ)。 私も通りかかるたび、ついクスッと笑ってしまう。それは雑草を退治しきれなか…

8月、秋の空

北海道はお盆を過ぎると秋、というのは本当で。 でも今年は8月頭から秋の空なんだなあ。 この連休とお盆、最高気温が20度ちょっとで、畑仕事はしやすいけれど、30度前後をずっと体感していた体には、さすがに寒く…フリースなどきながらトマトのへた取りをや…

「NO」の向こうの「YES」

最所あさみさんのnote note.mu を読んだ。 「妻への家路」という中国映画(あらすじ:文化大革命が終結し、20年ぶりに解放された夫が喜び勇んで家に帰ってみると、最愛の妻は心労のために夫の記憶だけを失っていたー)について書かれたコラムだ。 私はこの映…

”会話”

蒸し暑い日々が落ち着いて、北海道らしいカラッとした暑さになってきた。午前中に田んぼに入って、疲れ果ててリビングのソファに寝っ転がる。網戸の向こうで、木々の葉がさやさやと音を立てると同時に、涼しい風が入ってくる。――あの木はなんていう木?頭の…

田んぼのおじゃま虫「アブ」と私の怠慢

我が家で今年から新しく使いだした田んぼ。十数年?何十年?使っていなかったので地力があるから、化学肥料を使った水田のように稲がグイグイ育って、血眼になって除草しなくても(除草剤使わないから手で除草する)量がとれるだろう、という田んぼ。 だから…

スズメバチの羽音

玄関の外に出た時にものすごく強烈な「ブブブブー!」という羽音が聞こえてきて、きょろきょろ見回したところ、玄関の横に設置してあったハチの罠に見事に大きなスズメバチがかかって暴れていました。 罠にかかってしまったスズメバチにはかわいそうだけど、…

”あなたが守った街のどこかで” 宇多田ヒカル『桜流し』

青森に向かう夜中の新幹線の中で、私は、私の見えている世界を部分的に共有してくれている、数少ない友人に、メールを打った。自分の、その時の状況をかいつまんで。それは今年の冬のこと。 後から知ったのだけれど、その友人は、寝たきりになっていたおじい…

書く理由

牛乳を配達して、帰ってきたら畑仕事をして、土まみれになってお風呂で洗い流して、晩ご飯を作って食べる。そんな流れの中でパソコンの前にゆっくり腰を落ち着ける気にならず、最近はあまり書けていなかったけれど。 でも私には大事な「書く理由」があること…

月の光、雨上がり

車に荷物を取りに外に出たら、草木の影が道に落ちていて 見上げれば満月が… ふと思い立って、車のステレオに刺していたUSBからドビュッシーの「月の光」を流した。ずっとこうしてみたいと思っていたことがふいに叶った。 冴え冴えとした白い光。 月の光は、…

田んぼとクラシック

恩田陸の「蜜蜂と遠雷」、それから赤石路代の「あるとのあ」を読み直してから、クラシックのピアノの曲をいろいろ聴いているのだけど うちの畑、ことに田んぼは、なんてピアノが合うんでしょう 除草剤を使わないうちの田んぼでは、手押しの除草機と素手でひ…

星のような夢 星のような希望

3000キロ離れた所にいる弟たちのことをずっと考えていて 3年前もそうだったんだけど 自分がどうしたいのかもう一度考えている 今度は季節で、住む場所を変える日が来るかもしれない 冬の南の島でオクラでも栽培しながら 偶然会えるなんて日が来るかもしれな…

私を生かすもの

Chainsmokersの「Something Just Like This」を聞きながら 考えていた 仕事の帰り道 青い空の下 毎日 生き生きとした緑と、虫たちの声、刻々と変わる陽ざしに包まれ ミミズが住む土に触れ まるで自分の子どものように野菜たちの成長する姿を見つめる この生…