突哨山のカタクリとエゾエンゴサク

世界は光にあふれている。色にあふれている。 そんなことを思いながら写真を撮っていた。 夕陽を浴びる植物たちの美しいこと。

薄桃色と水色、一瞬の春

今日は学生合同文化祭のPRでFMりべーるに行く前後、カメラを持って買物公園と常盤公園を歩き回った。汗ばむほどの陽気。温度差のはげしい旭川では、春が来たと思ってほっとしていたら初夏になっていた、という感覚に陥る。春だねえと確認しあう間もなく、夏…

ドビュッシー『月の光』(ベルガマスク組曲)

ドビュッシーの「月の光」の、あのやさしいピアノ。冴え冴えと、ほのかに白い光の粒が降り注ぐような、あのひそやかなピアノ。私の家には、月も星もあるんだ。美しい山並みも、空も、畑も、小川も、さりげない野の花も。幸福そうに歌う小鳥たちもいるよ。 あ…

❝You are every song❞  宇多田ヒカル 『道』

宇多田ヒカルのアルバム「Fantome」に収録されている『道』が大好きだ。 CMにも使われた明るめの曲なのに、何度聞いても何度歌っても泣かずにはいられない。 私の心の中にあなたがいる いついかなるときも ひとりで歩いたつもりの道でも はじまりはあなただ…

うちのキツネ

薄闇に浮かび上がる大雪山とか、紫と橙がすばらしいグラデーションの夕焼けとか、そういう、その時にしか見られないものを写真に残すため(つまりこの2つは本当に素晴らしかったのにカメラ持ってなくて撮れなかった)、ようやく、カメラを車に積みっぱなし…

春の黄金

春は金色の光に満ちています。 (フキノトウ・つぼみ) (福寿草) (たんぽぽ) (やちぶき・エゾノリュウキンカ) (クロッカス) (キバナノアマナ)

希望を捨てきれない

いつ死んでも構わないけれど 今日も私の命に朝がきて おひさまがちょうどいい温度でそこにあり 大地は裂けたりせず 未だ戦火は頭上に降ってこない だから今日も生活をする ただ淡々と。

専門は栗の木です。

去年の早すぎる根雪で、家の周りの栗の木の枝がたくさん折れてしまいました。 天気悪いとちょっと不気味だし、何よりちぎれかけた太い枝が頭の上に落ちてきそうで怖いので、地上に落とせるものから落として、のこぎりで約40cmほどに切っていきます。そう、薪…

誕生日の君たちへ

私に、幸せになろうとする最後の勇気をくれた人がいた。私はその勇気を持って、この時代にできうる限りの夢を描いた。どんな逆境も困難も諍いも、その人と生きる未来を勝ち取るために乗り越えてみせると。その夢は潰えて、私には超えるべき山はなくなった。…

行者ニンニクの醤油漬けとチャーハン

■行者ニンニクをいただいた 近くに山菜取りに来ていた友人が、玄関先にとってきた行者ニンニクを置いて行ってくれた。まだ若く、シャッキシャキのぷりっぷりだ(その模様は撮り忘れ) 次の日は一日仕事で加工するひまがないと思い、農作業のあと大量の餃子を…

食べ物が流通しなくなったら?核爆弾が落とされたら?国がどうしてくれるかじゃなくてアナタはどうする

漠然とした不安を感じつつ、先送りにしていませんか、考えること。 まさか、現実に起きるわけない、とか アメリカに助けてもらえばいい、とか 憲法改正さえすればいい、とか 安倍さんが、自衛隊が、何とかしてくれる、とか ポテトチップスはなくなっても米や…

春の花々

家のまわりはこれから春の花の盛りだ。 最初に灰色の大地に鮮やかな黄緑色のフキノトウが顔を出すと、 キバナノアマナの葉がそこら中から出だして(黄色い可愛い花はもう少しで咲く)、 小さな池のふちにヤチブキ(エゾノリュウキンカ)がつぼみをつけ、 春…

やっぱり信じる以外に道はないのだと ~映画『怒り』

信じることで受ける傷。 疑うことで失うもの。 映画館に二度見に行って、今日はDVDで鑑賞。 どの人物が自分でもおかしくない。誰でもなり得る、誰もが通る。人との関わりの中で。 映画館で見てから、今日までの間に、「ただ自分がどう受け止めるか」で意味が…

たんぽぽの葉の天ぷら

春の山の幸は天ぷらが似合う。(と言ってみてやっぱり夏の野菜も似合うと一人うなずく) よもぎ、たらのめ、たんぽぽ、ふきのとう… 大学生くらいまで天ぷらにはお醤油だと思っていたけど、野菜のおいしさがグッとひきたつ調理法としての天ぷらを好きになって…

ふきみそ

雪がとけたところから次々とフキノトウが顔を出す季節…かわいい(≧∇≦)さっそく、ふきみそにしてみた。実は作るのははじめて。津別町の香り高い一味唐辛子と白ごま、みりん、みそなどを入れてごま油で炒めました。ほどよく苦くてピリ辛で素晴らしいごはんのお…

2番目の願い

1番目の願いが叶わないのなら… いつも一人でいるときに強く祈っている。 2番目の願い。 どうか健やかに生きて、幸せでいて。

春に聴く歌 笹川美和 『時』

こういう、ほがらかな陽ざしの季節。春でも秋でも、車で聴くUSBメモリに入れるプレイリストには、哀しい歌詞でも前向きな歌詞でも、やわらかな調子の邦楽を入れたくなる。 春は、はじまりの季節のようで、それまでの1年を、やさしく、時には残酷に、包み込ん…

トラクターの赤い入れ歯(差し歯?)

今日はトマトのハウスにロータリーが入るということで、トラクターが動き出す。 トラクターってカッコイいよね。去年のロータリーの歯がすり減っちゃって使えないということで、父がホームセンターで歯を買ってきて付け替えたのだけど、トラクターはもううん…

世界が滅んでリセットされる夢

今日は以前に見た夢の続きを見た(気がする) よくわからないけれど気が付けば見慣れない施設にいて、ハジメマシテの人たち(老若男女)がたくさんいて、よくわからないままに私はそこの人たちと仲良くなったり仲悪くなったりします。 その施設での生活がど…

撮る「自然」から感じる「自然」へ

福島原発事故があって、その1年後に大学を休学をし、両親は離婚して、母と弟たちが石垣島へ旅立ち、そして私は実家を出て旭川市内で一人暮らしをはじめ社会人になった。農園のある実家から比べれば「コンクリートジャングル」の旭川の街なかの便利な生活にす…

幸福への憧れ

当麻の実家に引っ越して、2階の2つの子ども部屋を整理していたら、古い古いオルゴールを発見した。 写真ではわかりづらいけど、ホコリまみれ。でもホコリをかぶっても、このオルゴールを見ると、うっとりと憧れるような気持ちになるのは子どものころと変わら…

今日の発見~亡き骸と芽吹き・トマトの風船

これからトマトや大豆を植えていくハウスのゴミ拾いをしていたら、去年の秋に植えたらすぐ冬が来てあまり大きくならなかった大根の場所に、新しい大根の葉っぱ。 一株引っこ抜いたら、ひょろひょろの白い大根がちゃんと育っていたよ。 それから人参を植えて…

トンネルの向こうへ

もしもし。 今日も一生懸命仕事をして、 仲間や上司と楽しく飲み、 新しい街へ期待を膨らませていますか。 あなたにとって未来は明るいですか。 さみしくはないですか。 どうかカッコつけないで。 本当に欲しいものを取りに行ってください。 あなたの名前が…

立ちながらブログを書く

最近は、つぶやき的な記事は、思い立ったらぱっとパソコンを開いて立ったまま書くことが多い。 ひとつの記事を書くために熟考しない。そのとき噴き出した感情のままに書く。時にはボロボロ泣きながら書くこともある。 たぶん時間をかけて慎重に書けば書くほ…

なにかの、雑草の、芽。

昨日、菜っ葉やらキュウリやらを植える予定のハウスの中で、桑を使って溝を作っていたら、土の中から、パラパラ、パラパラと、芽。 なにかの…雑草の…芽。 この小さいまだ弱々しい芽が、あと数か月したら私たちを悩ませる強靭で不死身の雑草になるのか…!と一…

安全じゃなくて安心がほしいんでしょ

やれ放射能汚染だ、やれ水質汚染だ、PM2.5だ、と私たちの国は、世界は汚染だらけ。 福島第一原発事故による食品や土壌汚染の実態と、過去の貴重な教訓であるチェルノブイリ原発事故の30年後を知れば、日本人の数年後、数十年後がどうなっているかは明らかだ…

26歳の加速

高校生の頃、先生たちが言っていた「5年も10年もあっという間だ」という感覚は、自分にはまだ何十年も訪れなくて、時はゆったりと流れ、つらいことはあっても、毎日が豊かな起伏に彩られて進んでゆくと思っていた。 まだ26じゃないの、という突っ込みは無…

春は白いキャンバス

日本のこのかなり北の方に位置する旭川にも、春がきた。 もう、春を感じない人はいないだろう。 一足先に夏に向かおうとしている石垣島から帰ってきたら、帯広に住む友人から「おかえり」と連絡がきた。 そして、 「春が来たらまた連絡するね」と。 彼はこの…

永遠に会えないのは死んでしまうこととなにが違うのでしょう ~『初恋』

出せない手紙を、 あるいは読み手のいない手紙を、 今日も頭の中で綴る。 伝えたいこと、 聞いてほしいこと。 言葉ばかりが降り積もり続け、 あふれるたび吐きそうになる。 誕生日のちょっと前の、あの日から光が途切れた。 呑み込むしかない言葉たちを、 抱…

前髪切ったら、帰りつつある私。

少し前の話だけど前髪を切った。前髪は数年前から横と同じだけ伸ばしていて、だいたいいつもパーマをかけていて、それはとても楽だったし、大人っぽく見えるから気に入っていたのだけど(小さいころから3~5歳は下に見られ続けてきたので)たまたま中途半端…