石垣島ミニ移住どうだった② 石垣島はほとんど何不自由ない都会だった
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石垣島は意外とかなり都会でした。
2ヶ月間石垣島に滞在して、不便だなあと思ったことがあったでしょうか。。。
今思い返して、なかなか思いつきません。
パッと思いつくのは、映画館がないので新作を劇場で見れないこと、暑くてもパッと歩いてアイスを買いにいけないこと、くらいでしょうか(^ ^;)
1、スーパーやコンビニは島の南部に集中してるけど・・・
石垣市の人口は現在48,000人ほど。北海道でいうと滝川市より多く登別市より少し小さいくらい。
けれども人口は中心部である島の南部に集中しており、中央部から北部にかけてはコンビニはなく、ガソリンスタンドもほとんどありません。物を買えるのは個人商店か、わりと所々にある自動販売機くらいです(観光客向けのお店やパン屋さんは各地に点在しています、景色がいい海沿いに多いです)。
ただ石垣島は海岸線の長さが約140Km、海岸沿いの道路の長さならもっと短いでしょう。
健脚なら自転車で1日で回れる距離だそうです。車では3時間ほどかな?(すべての道が一車線、北部には信号はほとんどありません)
島の暮らしでは車やオートバイは必須ですが、まあだいたい島のどの地域に暮らしていても30分~1時間以内でスーパーに行けるし、生協の宅配サービスも活用できます。各集落に1つくらいはある小さな商店には、牛乳や卵、パンなど最低限のものが置いてあります。
何より不便な北部はほとんどが農家か、農家がご近所さんにいる。
我が家は農家ではありませんが、まわりじゅうみーんな農家さんで、特にトウガンとオクラ、サツマイモ、シマナ、バナナ、パッションフルーツ、パパイヤは買ったことがありません。
日々の野菜はけっこうこと足りちゃったりすることもあるんですね。
ちなみに、商品の選択肢は限られてしまうものの、基本的なものを買うには宅配サービスっていいです。近所の人と共通の場所まで、頼んだ商品を宅配してもらう。運送費のシェアというか、省エネルギーというか、ガソリン代の節約というか。計画的に賢く注文していけば、燃料代浮いてだいぶ助かります。
2、映画・本・音楽・・・には不自由しません。
映画館がないので最新作をスクリーンで見ることはできませんが、TSUTAYAとGEOの両方があります。
DVD最新作はすぐレンタルされるし、購入もできます。店頭になくても当然取り寄せてもらえます。
また、市立図書館には、旭川の図書館の地区館にあるくらい(ビミョーなたとえですね)のCDがあって、1度にひとり3枚まで借りられます。もちろん無料です。
ブックマーケットという古本屋もあります。旭川のブックオフより少し少ないくらいの品揃えかな?
実は私、沖縄についての雑誌やら働き方の本やら、ここでけっこう購入しましたよ。
うちの弟も1時間くらいこの古本屋に入り浸る。新しいマンガがすぐ入ってるんだよ~と興奮気味に語ります(笑)
特に今年発売した本コーナーがいいんです。最新作を立ち読みした上で5~7割くらいの値段で買えますから。
どうしても欲しい本が店頭や図書館で見つからなければAmazonがあります。
離島といえども、送料はかからないし、本土での感覚+1日くらいの日数で配達されます。
石垣島滞在期間中、
レンタルしたDVD・・・16点
レンタルしたCD・・・8点
購入した本・雑誌・・・7点
購入したKindle本・・・5点(セール本多数)
なな、なんと。レンタル履歴や注文履歴を見て驚き。けっこう石垣島にお金を落としてるんじゃ(笑
3、ネット環境、ふつーによし。
こちらの記事にも書いていますが、スマホの4Gエリア広いです。
こちらはソフトバンクの4Gと4G LTEエリアの図ですが、4Gは人口が集中する南部を、4G LTEは島全体を覆っています。
(Softbank 4G)
(Softbank 4GLTE)
また自宅でもネット回線をひいていますが、無線ルーターを使って、私と母のPC、私のタブレット、私と弟のスマホとiPhoneの計5端末がWifiに繋がり、ネット環境はとても快適です。
ちなみに市が設置する無料公衆Wifiも5箇所あるようです(コチラの下部に設置場所記載あり)。
また、飲食店などで個別に設置しているお店も増えているのではないでしょうか。私は石垣牛ハンバーガーのバニラデリさんで見つけました。
そもそも、いらないはずのものに気がつく
この記事の冒頭に「暑くても歩いてパッとアイスを買いにいけない」と書きましたが、そもそもそんなことは必要ないことなんですね。
コンビニやデパートがすぐそばにあるからつい出かけてしまう、いらぬ浪費をしてしまう。
1日中お店が開いていることで、寝るべき時間というものが定まらなくなり、生活リズムが狂ったり。
私の母も、石垣島の北部にはぜったいコンビニとか進出しないで欲しい、夜に子どもが出歩くような島になってほしくない、という。
けれども石垣島も開発が進み、全国チェーンの進出も進んでいます。
「ココストア」というコンビニしかなかったのが、つい最近ファミリーマートが入ってきました。
島の人々は便利になると大喜び、けれど私は母の気持ちがよくわかります。
当然石垣島には旭川や札幌や、東京のような便利さはないわけですが、それで十分なのです。
映画も借りれるし、本も買えるし、石垣島産のコーヒーも飲めるし、おいしいパン屋さんもケーキ屋さんもある。
快適なネット環境も手に入って世界中の情報とも繋がれる。
なにより豊かな自然の恵みがあります。野菜も果物も牛乳も卵もお肉も、地元のものを食べられます。
十分すぎるほどです。
むしろこの島でできないこと、この島にないものは、本当はいらないものなのかもしれません。
人口35万人の旭川から人口5万人の石垣に来て、もうこんな不便な島はヤダ、旭川に帰りたいと思ったことは一度もありません。
また、旭川からは衣服・化粧品とPC、本しかもってきませんでしたが、旭川に置いてきた何かを持って来ればよかったと悔やんだり困ったりしたこともないかも。
もっと断シャリできるなあ。身軽になれるなあ。
そんなことに気づいた石垣島ミニ移住。
自分の住みなれた街、住みなれた家を離れてみることはすばらしい経験でした。